虎の園(とらのえん)裏口

社会に過剰適応しようとした社会不適合者のブログの裏口

おとん67歳で亡くなる。そして思うこと。

昨年の5月21日におとん、父が亡くなった。

今年はまた一回忌で実家に帰る。

まあ父に関する愚痴関係はTwitterで散々書いたのでここでは書かないけど、ここでは、そうやなあ、60代についてだらだらと書こうかなと思う。

おとんは60歳で勤めていた会社を辞めて祖母のいる実家に帰った。

そのあたりでなんか抜け殻みたいになってしまった。

居間でテレビを見るだけの生活になってしまった。

好きだった(はず)の剣道もやらず、

好きだった(はず)の将棋も「やってるよ」と言いながらテレビの将棋番組を見るだけになってた。

そこから急激に物忘れが激しくなった。

家で充電してる携帯電話をずっと探すようになったり、話の内容がかみ合わないようになった。

そこから数年してさらに物忘れが激しくなった時に検査を受けたら若年性アルツハイマーと診断された。

デイサービスを利用したりしていたがちょっとどーにもならないってことでたまたま部屋が空いていた近所のグループホームに入所した。

65歳ぐらいで。

そこからグループホーム内でコロナが流行し罹患した後、おとんが変になってしまった。

夜に眠らず暴れたり職員さんに暴言を吐くようになった。

そして地元の病院の精神科に入院したんだがその後もやれ胆管が詰まっただの臓器に炎症が出ただのどこが悪いのか言うのも難しいぐらいになった。

そんで、昨年2023年、5月21日に徐脈性不整脈により死去。享年67歳。

もともと不整脈を持っていたからそれの悪化バージョンでまあ言えば心臓の活動がフェードアウトしていくもんだ。

本人は痴呆が進んでいたので自分が死んでいく実感もなかったかもしれない。

 

話は飛んで、仕事や趣味のスポーツチャンバラで60歳を超えた人と知り合いになる事がある。

みんな割と新しい分野にチャレンジしたりエネルギッシュだ。

 

どうしても比べてしまう。

そういう人とおとんの違いはなんなのか。

60歳で引退してテレビだけ見る生活と60歳を過ぎてからも新しい分野にチャレンジしようとしてる人と。

 

確実に言えることは「自分の好きな事がある」てことだった。

もしくは70歳で高校に入りなおした取引先の番頭さんみたいに「人生の目標」があるってこと。

 

さて、どう生きようか。

今でもグダグダ考えてる。